monologue

2006年03月
恐るべし大韓民国9  (2006.3.21[Tue])

ど〜もっす!このところのすばやい更新、みなさん驚いてるでしょう?人間やれば出来る!!物事を先送りにしていてはいけない!まあ、たまたまなんですが(おい!せっかく見直したのに)。
さてさて、国境ツアーのつづき行ってみよう!

トラ山の駅を後にして、バスで展望台に向かった、駅からわずかの所に有刺鉄線が張ってあるゲートみたいなのがあって、迷彩服を着て銃を持った兵隊さんがガードしていた。そうそう、韓国は日本と違って、男子は成人したら2年間、必ず軍隊に入って訓練を受けなければいけないって決まりがあって、街中で普通に迷彩服の軍人さんをよく見かける。
この旅に僕は、迷彩柄の上着を着てきてたんで、ファッションとしての迷彩と、お国の為に軍隊に入っての迷彩の違いに、なんとなく下を向きたくなる気持ちになる。やはり日本って平和なんだねっ。
バスの中は韓国のおじちゃんおばちゃんのグループがほとんどで、外国人は僕らだけのようだ。
くねくね曲がった急な坂道を登っていくと、やがて広場のようなところに着いた。ここがトラ山展望台です。目の前にある国境線をはさんで南北2キロメートルが、DMZ(非武装地帯)って言って、どっちの国も、武装した軍隊を入れないって決まりになってる所があって、そこからわずか700Mの距離に、展望台はあります。
建物の中に入ると目の前は一面ガラス張りになってて北朝鮮の村や畑が一望でき、ちょっとした大学の講堂みたいな感じで、バスに乗ってきた見学者たちはイスにすわった。
すると軍人さんが出てきて説明を始めた。内容はハングルなんで、さっぱりわかんなかったけど、あちらに見えるのがケソンって街です、とかそんな感じだって、後で友達が言ってた。
説明の後、建物を出ると、そこはには、小銭入れて見る望遠鏡があった。天気がよければケソンにあるキムイルスン(ニュースなんかでよく見るキムジョンイルのパパ)像が見えるんだが、この日はあいにく曇ってて見えなかった。
この国のどっかに、日本から無理やり連れて来られてる人がいるかもって思うと、なんともいいようのない気持ちになる。

展望台を後にし、第三トンネルに向かう。このトンネルは、北朝鮮が南に攻め込むため密かに掘った物で、1978年、脱北者(北から逃げてきた人)の証言などにより見つかったらしい。なんと国境を越えて韓国内まで掘られていた。第三って事は一も二もあるって事で、しかも、見つかってないのもあるかも?
いかに北が南に攻め込もうとしていたかが分かるよねっ、北はトンネルがばれた時、石灰を掘るためだって言い訳したらしい、韓国の男子がみんな軍隊行くものうなずけます。
トンネル内部を見学するのに、見た目ジェットコースターみたいなトロッコにヘルメットをかぶらされ乗った。
内部は大人が普通に歩いて通れるくらい。それと長さが1600メートル以上あるんだって!これは、完全装備の兵隊さんが1時間で3万人も移動できるらしい。
ぼくらが行けるのは、国境線の手前70メートルまでで、そこから先は鉄の扉でさえぎってあり、監視カメラがあったりで厳重に警備されてる。よくこんなの掘ったよなあ〜?囚人さんなんかにやらせてたのかなあ?そんなこと考えてたら、なんか寒気してきた。
戻ってきて外に出ると売店みたいなのがあって、国境の有刺鉄線を短く切った物がお土産として売られてたり。なぜか北朝鮮の焼酎が売られてたり(戦争中じゃあないの?)、近年は観光地にしても大丈夫なほど安全になったって事だよねっ。
バスでトラ山駅にもどって列車が来るのを待つ。線路は北に向かって少し行った所で行き止まりになっている。しかし駅の表示にはピョンヤン(北の首都)まで205キロって書いてありました。
それはいろんな障害があって、決して簡単な事ではないけれど、いつかこの線路がつながりますように、同じ民族同士仲良く出来るように、そんで、親戚みたいな日本人とも仲良くしましょっ 。
           つづく。

画像はトラ山駅の表示、平壌205キロ、ソウル56キロと書かれている、この表示に両国民の願いが込められている気がしてならない。

さて次回は、観光ばっかしてらんない!いよいよ今回の旅の目的である日韓交流ライブ実現に向けての、打ち合わせです。
おたのしみに!


BGM=「Comfortably Numb」PINK FLOYD


恐るべし大韓民国8  (2006.3.19[Sun])

どーもっす!厳しかった冬も、もうおわりだよね〜っ。だよね〜っ。だよね〜って昔はやったよねっ。ってそんな事はいいとして、さてさて、今回は、ベルリンの壁もなくなり、ソビエト連邦もなき現代に、唯一東西冷戦の置き土産として残っている、南北朝鮮の国境地帯にご案内しましょう!
歴史の授業などでみなさん習ったと思うんですが、南北朝鮮はもともと一つの国だったんだけど、当時、1950年、世界で強国とされていた、アメリカとソビエトのエゴのぶつかり合い(そんな簡単な話でもないが)により、朝鮮半島で戦争が起こりました。わかりやすくは、けんかが強く、子分をたくさんかかえてる番長同士が争ったって感じかな。その後、多くの犠牲者を出したのちの1953年に現在の南北朝鮮国境(38度線ってよく言われてる)を軍事境界線として、停戦という形で幕を閉じました。ゆえに、北朝鮮や韓国の人々にとって、まだ戦争は終わってないって事です。それではっ。

この日は、朝早くに起きてラッシュの地下鉄でソウル駅に向かう。駅についてトイレに行った、そうそう!韓国のトイレでは基本的に紙は流さない、ホテルや観光地ではそうでもないらしいが、一般的にはそうらしい。ちょっと汚いお話ですが、お尻を拭いた紙は、ゴミ箱みたいなのが置いてあって、そこに捨てる。だから下手をすると、もろに見てしまうこともあり、臭いもあまりよくはない。
さて、北朝鮮との国境の駅、トラ山駅への切符を買い(ツアーになってて1日何人って決まってる)、電車に乗り込んだ。電車といっても電気で走るやつじゃなくて、ディーゼル機関車です。途中の駅で、社会科見学とおぼしき小学5年生くらいの軍団が乗ってきた。驚いたことに、このがきンチョどもは、日本の常識じゃ考えられないくらい騒いでた。大声を出しながら、つり革にぶら下がるわ、床に座り込んで対戦カードゲームみたいなのやってるわ、お菓子はぼりぼり食べるわ、ほんとにびっくりした。しかも先生がそばにいるのに別に注意する気配もない。列車の中だよ!他のお客さんもけっこう乗ってんのよ!
韓国通の友達に、あれはひどくね〜?って言ったら、何言ってんだよ、ここは大韓民国だよっ、って言われた。何となく納得してしまった。
だんだん景色も閑散としてきて、なんとなく新幹線で言ったら大阪行くのに名古屋過ぎたあたりの景色と似ている。
そして列車は、ソウル駅から1時間半ほどで、あの歌でおなじみのイムジン川駅に到着しました。国境近くには人民統制ラインって言うのがあって、一般の人が自由に行き来できるのはここまでです。ここから先は入る人数、出る人数を厳しくチェックします。列車から全員下ろされ、外国人はパスポート、韓国人は人民党緑証(韓国民はみんな持ってる)を見せて空港にあるような金属探知機をくぐらされます。
そして、別の列車に乗り換えていよいよイムジン川を渡り統制ラインの内側に入ります。
列車はゆっくりとしたスピードで進んでいき、トラ山駅に着きました。すごく近代的な新しい駅です。ここの駅が出来たときにアメリカのブッシュ大統領がやってきたらしく、そん時の写真とかサインとかが飾ってある。かつてケネディー大統領がベルリンの壁を訪れた時に、壁の向こうに向かって呼びかけたって有名な話があんだけど、それみたいに国境の向こうに呼びかけたのかなあ?
駅を出ると、今度はバスに乗り込み展望台に向かいます。                つづく。
画像は騒がしいがきンチョ達

さて次回は、いよいよ展望台へ!うわさのキムイルスン像は見えるのか?おやもぢにむ(間違いすぎ!)

BGM=「SEND HER MY LOVE」 JOURNEY


おそるべし画像  (2006.3.18[Sat])


韓国の友達より両替おばちゃんの画像を入手!アップします!


恐るべし大韓民国7  (2006.3.15[Wed])

いやいやいやいやいやいや(早口な稲川淳二の感じで)、ごぶさたいたしておりました。なんとも3ヶ月ぶりになってしまい深く反省いたしております。って事は、あけましておめでとうございます(いいかげんにしろ!)。
さてさて(もう次かよ!)、韓国シリーズ、記憶があるうちにさっさと行きましょう!ん〜だばっ。

次に、ミョンドンって所に行った。まあ東京で言ってみたら渋谷かなあ?。そこでたまたま入った、レッドマンゴーっていうお店のヨーグルトアイスに、見事に!はまってしまった。日本のヨーグルトアイスって、ほんとにヨーグルトじゃん。でもここのは、なんとなくヨーグルトで、ほとんどアイスクリームなんだなあ〜これが。そんでここは、ヨーグルトアイスの専門店で、メニューにはあとヨーグルトドリンクくらいしかない。店舗の規模や、存在率的に東京で言うなら、スターバックスかなあ〜?どこの駅にもあるってわけじゃあないけど、それとなくあるじゃん?そんな感じ。はじめは、なんでヨーグルトアイスの専門店がこんなにあちこちにあるのかなあ?って思ったんだけど。ところがどっこいギッチョンチョン!!(ギッチョンチョンって何の事だろ〜ね?)唐辛子、ニンニクどっさりの韓国料理のあとに食べると、すごく合うのよこれがまたスットコドッコイ!!(なんだそれ?)、そんであちこちにあるってわけ。けっきょく韓国にいるあいだは、一日もかかさず食べてしまった。

次に、南大門に行った。ここは東京でいったら、ややアメ横って感じかなあ?そんでもってここで、信じらんないくらい強引な客引きをする定食屋の前を通った。ほんとに手を引っ張って店に連れ込もうとするし、店内ではイスを引いて手招きしてるし、定食屋だよ〜。一瞬、北朝鮮に連れて行かれるかも?って思ったもん。いや〜びっくりしたな〜も〜う〜(いくらなんでもこのギャグはしらね〜だろ〜?)。
しばらく商店街を歩いてると、数人のおばちゃんが並んで、何するわけでもなく、ただ通りを眺めてイスに座っていた。その光景がなんとなく不思議だったので、韓国通の友達に聞いてみたところ、おばちゃん達は両替屋さん(もちろん違法)で、南大門に来る観光客相手に商売しているらしい。でも、看板も何もない、ただおばちゃんが座ってるだけの、ここが両替屋さんだと観光客に分かるのかなあ?ってくらい、ただのおばちゃん達。でもしかし、このおばちゃん達をナメてはいけない!友達によると、通ってる大学には中国や、東南アジアからの、ちょっと失礼かもしんないけど、あまりお金に裕福でない留学生が多いらしく、自国のお金を両替するのに、わずかでもレートのいい所は何処か?ってな情報が出回ってて、それのトップに君臨するのが、このおばちゃん達なのだ!!ちなみに、成田空港で1万円を両替したら7万ウォン。おばちゃんだと8万5千ウォン。おばちゃんの方が1万5千ウォンお得ってわけ!!とにかくソウルでの両替は、絶対ここのおばちゃんです(違法だろ
?)!!
ってな訳で、ソウルの中心地をさんざん歩きまわって来ました。
          つづく。
次回、ついに!!北朝鮮との国境地帯に!!衝撃のレポート!!
おたもしみに!!(今年もそれかよ!)
画像はもちろんレッドマンゴーのヨーグルトアイス。
BGM=「Another Day」James Taylor


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